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2019-08-20 16:06 | カテゴリ:起業秘話
今日は「ものづくり補助金」手引きの説明会に行ってきました。
会場が大宮パレスホテルでした。
ここは9年前に、事業を継続するかどうかを悩み泊まっていたホテルです。
(大袈裟ですが、些細なことで夫婦喧嘩になり、家を出て、たまたま辿りついた場所)
向かいの携帯ショップでガラケーの契約したけど、今は店が無くなってる。
今回、新たな事業を始めるにあたって、会場がこの場所であることが不思議です。
偶然は起こらないとすると、
もしかして、こうなることが9年前から決まっていた?‼️
2011-12-31 23:01 | カテゴリ:起業秘話
ジャンル:ビジネス テーマ:企業経営
Y社長は仰いました。

この業界はね、今でも義理・人情なんだよ。
潰れてもね、わかってくれる人、助けてくれる人はいるんだよ。
俺は夜逃げしなかったんだ。
だから、こうやってまた商売を続けられているんだ。
昔の仲間がお客さんを紹介してくれたりしてね。


あっ、そうだ。
話変わるけど、君、お昼、従業員と食事に行って奢っている?


「はい」 (自信を持って)

そうだろうね、そう思った。
以前の私もそうだったんだ。
それはね、おそらく君の弱みなんだよ。


「弱みですか」

そう、君の弱みだ。
奢ることで取引しているんだ。
難しいけど、そのうちわかるよ。
従業員のことを本気で考えたらきっと奢らない。


頭を整理するのに時間が掛かりそうです。
義理・人情と冷徹・厳しさの両方を合わせ持つ珍しい人です。

今日の言葉
この業界は、今でも義理・人情!
2011-12-30 20:19 | カテゴリ:起業秘話
ジャンル:ビジネス テーマ:企業経営
今日はある会社の忘年会に行ってきました。

そこで、不思議な巡り会わせがありました。

以前お世話になっていたY社長と7年ぶりに再会いたしました。
大きな会場の円卓で隣り合わせになりました。
その社長は現在65歳ですが、10年前に会社が潰れてしまったんですね。

その会社が健在だった頃、大変お世話になっていました。
売上のピーク時は年間40億円以上あったそうです。
それでも、会社に行くと、私にも話しかけてくれる優しい社長でした。

ある日1枚のFAXがきて、潰れたことを知りました。
それでも、大手ゼネコンが支払いを肩代りしてくれる段取りをとってくれて、
全額回収させていただきました。

そこには何十社もの方々が集まり手形をもらっていました。
そこで、そのY社長は頭を下げていたんです。

その社長の言葉
あの時は会社のお葬式に出ている気持ちだった。
月に4億円ものお金が右から左に流れていた。
主要銀行が融資してくれなくなったんだ。
それで、終りだよ。
もし、都市銀行だったらまだあったかもね。
でも、あんな時には戻りたくないし、もう来ないだろうね。


私は調子にのってその当時のことを紹興酒を呑みながら、
伺ってきました。(続く)


2010-11-19 00:01 | カテゴリ:起業秘話
ジャンル:ビジネス テーマ:社長のブログ
 今回、起業したときのことを思い出して、5回にわたって書いてみました。
誰にも話したことのない話でした。

振り返ってみると、いままで見えていなかったことが、見えてきました。
そして、気づいたことは
自分以外の大きな力が働いたとしか思えない 
と言うことです。

とくに母親に関しては、存在を無視していました。
ところが、電話をつないでくれたのは母親だったのです。
そのことに気づいたとき、ハッとしました。
なんでこんな大事なこと見落としていたんだ・・・・・

でも、遅くないですよね。

・本当にバカだったと反省した時に何かが動きはじめるからです。

・自分のまわりには応援してくれて、支えてくれる人がいたのです。

この2つが分かれば、きっと・・・・流れが変わる。

そして自分の最悪のときに「認められたという実感」を持てれば、
それが自信につながると思います。
いまは、創業当時よりも、さらにもっと多くの人に支えられています。

そんなことを思いながら、16年間、続いたことにあらためて感謝したいと思います。

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連載にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
通常モードに戻しますので、これからも遊びにきてください。
それと、中国出張がありまして、次回は11/24以降の投稿となります。
では、またよろしくお願いします。
2010-11-18 00:01 | カテゴリ:起業秘話
ジャンル:ビジネス テーマ:社長のブログ
・・・前日からの続きです・・・・
できましたら、4つ前の「俺ってホント、バカだな~」
からお読みいただけるとうれしいです。 
・・・16年前の実話です・・・・
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 2日で仕上げ、パウリスタ建築に持っていくと、
では、残り40枚もお願いします言ってくださいました。

「ヤッターできた!」
認めていただいたうれしさで、飛び上がりたい気持ちでした。

金額にして40万以上の仕事です。
ここから、徹夜の日々が始まりました。
しかし、とても充実した気持ちです。

起業、8ヶ月目にようやく設定給料を上回ることができました。
これなら、続けていくことができるかもしれないと思い始めました。
「みんな、ありがとう」

*今、思うと、ひどい図面でした。
 すべてチェックしていただいて、親切に教えていただきありがとうございました。
 本当にご迷惑おかけいたしました。

・・・明日、次回に続く・・・
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2010-11-17 00:01 | カテゴリ:起業秘話
ジャンル:ビジネス テーマ:社長のブログ
・・・前日からの続きです・・・・
できましたら、3つ前の「俺ってホント、バカだな~」
からお読みいただけるとうれしいです。 
・・・16年前の実話です・・・・
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パウリスタ建築事務所にて挨拶をしました。
もちろん、カーネーションの花束も贈呈(笑)

「鉄骨建方施工図」の下書きがありました。
記号の羅列、全くわかりません。
出てくる言葉も???

「わかりませんが、できます!」
「ぜひ、やらせてください!」


と繰り返しました。
根拠はないんですけど・・・

まず、1枚描かせてもらうことにしました。
帰り、図書館によって鉄骨についての参考本を借りてきました。
記号を解読しました。

その時の私は、店舗内装の図面しか描けなかったのです。
建築知識はゼロ。
学歴は地元の県立高校卒。
予備校に通いましたが、大学には行きませんでした。
つよがり(行けませんでした)

2日で仕上げる約束をしてきました。
今思えば、この2日がネット企画の今後を決める重要な日だったのです。

その日は、自分なりに必死でしたが、そんなことまでは考えていませんでした。
さて、結果は?

・・・明日、次回に続く・・・
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2010-11-16 00:01 | カテゴリ:起業秘話
ジャンル:ビジネス テーマ:社長のブログ
・・・前日からの続きです・・・・
できましたら、2つ前「俺ってホント、バカだな~」
からお読みいただけるとうれしいです。
・・・この話は16年前の実話です・・・ 
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パウリスタ建築事務所に電話してみました。

パウリスタ・「鉄骨建方施工図描いたことあります?」

自分・・・・「すみません。描いたことありません」
      「教えていただければ、できます」
      「では、これから伺わせていただきます」

やりとりを聞いていた母は庭からカーネーションを摘んできて、
新聞紙に包んで花束にしていました。

母・・・・「これ、持って行きなさい」

自分・・・「まだ仕事も決まってないし、花束持っていくなんておかしいでしょ!」
     「でも、マッ、いいっか、折角だし」

車で移動中、一番心配してくれていたのは、母だったのかもしれないなと思いました。

パウリスタ建築設計事務所に着きました。
高級マンションの一室を事務所にしていました。

エントランスでルームナンバーを押しました。
オートロック開けていただきました。
その手には、カーネーションの花束を持って・・・・

このあと、ネット企画の命の恩人となる出会いでした。
「カーネーションを持った男」はいったいどのように写ったのでしょう?

・・・明日、次回に続く・・・
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2010-11-15 00:01 | カテゴリ:起業秘話
ジャンル:ビジネス テーマ:社長のブログ
・・・前日からの続きです・・・・ 
・・・起業した16年前のお話・・・

実家の一部屋に名ばかりの会社「ネット企画」はありました。
私は昨日、会社を辞めました。
その時、正直ホッとしました。
前日、夕方、「今日は早く帰って子供と風呂入ろう」
そして、ここには、落ち着いたらまたこよう。
近くのアパートまで自転車をこいで帰りました。
夕焼けが今までの人生の中で一番きれいにみえました。

ヨシ!
今日から新しい人生を始めようと開き直りました。
今までの重圧から開放され、清々しい気持ちです。

「まぁ、失敗は誰にでもある!
これから、借金を返して、チャンスが来たらまた挑戦しよう」

その時、ポケベルが鳴りました。
会社からです。
誰も存在しないはずの会社「ネット企画」から・・・

ちなみに、携帯電話はまだほんの一部の人たちだけでした。

電話をかけてみると、実家の母親が慌てています。

母・・・「パプロッタから電話が入ったよ」
    「担当者と連絡取りたいって」

私・・・「パプロッタ?」
    「プロッタのこと?」
    「誰?」

150万もしたプロッタがゴミになってしまうかもしれないと察知した母は、
気が動転してしまったのではないか?
でも、まだ辞めると母には言っていないし・・・・??

とにかく、会社(実家)に行ってみることにしました。

パプロッタとはパウリスタのことでした。
パウリスタ建築事務所からの連絡です。

パウリスタ建築事務所とは、以前からDM(ダイレクトメール)を送って営業していた会社です。

エッ!もしかして、仕事?
まさか~
あのパウリスタから?


・・・明日、次回に続く・・・
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